ワークスペースのSTATION SWITCHは楽天ペイポイント付与対象外店舗

ワークスペースのSTATION SWITCHは、楽天ペイを利用しても1.5%ポイント付与対象外です。

JR東日本グループ「STATION SWITCH（ステーションスイッチ）」は楽天ポイント対象外！駅ナカのワークスペース利用前に知っておきたいこと

近年、多様な働き方が広がる中で、駅構内や駅ビルに設置されたシェアオフィスやコワーキングスペースの需要が高まっています。JR東日本グループが展開する「STATION SWITCH（ステーションスイッチ）」もその一つで、急なテレワークや移動中のオンライン会議、集中して作業したい時などに、駅の利便性を活かして気軽に利用できるワークスペースとして注目されています。個室ブースやカウンター席、会議室などを備え、電源やWi-Fiも完備されており、ビジネスパーソンにとって非常に便利な存在です。東京駅、新宿駅、品川駅など、首都圏の主要駅を中心に展開しています。

「STATION SWITCHで作業するついでに、楽天ポイントも貯められたらお得なのにな」と考えている楽天ポイントユーザーの方は少なくないはずです。もしかしたら、利用料金を支払う際に楽天ポイントカードを提示しようとしたけれど、店員さんに「当店は対象外です」と言われてしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。残念ながら、JR東日本グループが運営する「STATION SWITCH（ステーションスイッチ）」の各拠点（店舗）は、基本的に楽天ポイントカードのポイント付与・利用の対象外となっています。

これは、STATION SWITCHがJR東日本グループの「JR東日本スタートアップ株式会社」や「株式会社JR東日本クロスステーション」などが運営に関わるサービスであることに起因します。JR東日本グループは、楽天ポイントのような外部の共通ポイントサービスには加盟しておらず、自社の共通ポイントプログラムである「JRE POINT」の普及を強力に推進しています。STATION SWITCHを含む駅構内や駅ビル内の施設・サービスでは、JRE POINTの導入を優先することで、鉄道利用から駅ナカでのサービス利用まで、グループ全体でJRE POINTを軸とした顧客還元を図り、顧客の囲い込みと利用促進を目指しています。

なぜ対象外なの？考えられる理由

STATION SWITCHで楽天ポイントが使えない理由には、以下のような点が考えられます。

• JRE POINTの最優先: STATION SWITCHはJR東日本グループのサービスとして、JRE POINTを軸とした顧客還元を徹底しています。駅ナカという立地を活かし、鉄道利用と連携したJRE POINTの利便性を高めることで、顧客の囲い込みとJRグループ全体での利用促進を図る戦略の中心にJRE POINTを位置づけています。
• サービス形態と料金体系: STATION SWITCHは時間貸しのワークスペースであり、月額会員制や一時利用の料金体系がメインです。一般的な物販店舗とは異なるサービス形態のため、共通ポイントサービスの導入が複雑になったり、費用対効果が見込めない場合があります。
• 運営効率とシステム連携の簡素化: JR東日本グループ内の複数の事業者が関わるサービスの場合、グループ全体で一つのポイントシステム（JRE POINT）に統一することで、システム管理や運用を効率化しています。楽天ポイントのような外部の共通ポイントを導入すると、システム連携の手間やコストが増大するため、導入を限定していると考えられます。
• ターゲット顧客層へのアプローチ: STATION SWITCHの主な利用者は、移動の合間に作業したいビジネスパーソンや、集中できる場所を求めるテレワーカーです。彼らにとっては、ポイント還元よりも、場所の確保のしやすさ、快適な環境、電源やWi-Fiの安定性といった利便性や機能性が重視されます。

STATION SWITCHの主な拠点リスト（一部）

STATION SWITCHは、JR東日本の主要駅構内を中心に展開しています。これらの拠点の利用料金は、楽天ポイントの付与・利用は対象外となります。

• STATION SWITCH 東京丸の内口（サピアタワー）
• STATION SWITCH 新宿（JR新宿ミライナタワー）
• STATION SWITCH 品川
• STATION SWITCH 大宮
• STATION SWITCH 横浜
• STATION SWITCH 池袋
• STATION SWITCH 渋谷
• STATION SWITCH 立川
• STATION SWITCH 横須賀
• STATION SWITCH 高崎
• STATION SWITCH 宇都宮
• STATION SWITCH 水戸
• STATION SWITCH 千葉
• STATION SWITCH 船橋 (現在の所在地が船橋なので、特に補足)

上記は主な拠点の一部であり、これらすべてのSTATION SWITCH拠点でのサービス利用料金は、基本的に楽天ポイントカードのポイント付与・利用はできないと認識しておくと良いでしょう。

楽天ポイント対象外でも便利に利用するには？

楽天ポイントが使えないのは残念ですが、STATION SWITCHの利用を便利に、あるいは別の形でお得に済ませる方法は十分にあります。

• JRE POINTの活用: STATION SWITCHはJRE POINT加盟サービスであり、JRE POINTを貯めたり使ったりすることが可能です。 特に、JRE CARDやビューカードなどのJR系クレジットカードで決済すると、JRE POINTがお得に貯まります。これがSTATION SWITCHで直接ポイントを貯める最も有効な方法です。
• クレジットカード決済の利用: ほとんどの拠点でクレジットカード決済に対応しています。お使いのカードのポイント（楽天カード含む）を貯めることができます。カードによってはポイント還元率が高いものもあるので、有効活用しましょう。
• 交通系ICカードの利用: Suicaなどの交通系ICカード決済に対応している拠点がほとんどであり、現金のやり取りなくスムーズに会計ができます。駅ナカのサービスなので、特に便利です。
• 法人契約・月額プランの活用: 頻繁に利用する場合は、法人契約や月額プランを検討することで、単発利用よりもお得になる場合があります。
• 各社サービス独自のキャンペーン: STATION SWITCHや連携するサービス（例：Times STATION IDなど）が独自にキャンペーンを実施している場合がありますので、公式サイトやアプリで確認してみましょう。

まとめ

JR東日本グループが運営する駅ナカのワークスペース「STATION SWITCH（ステーションスイッチ）」各拠点は、JR東日本グループのサービスであり、そのポイント戦略により、楽天ポイントカードのポイント付与・利用は対象外となっています。これは、JRE POINTの推進や、サービス形態の特性、運営効率などが主な理由と考えられます。

楽天ポイントは貯まりませんが、JRE POINTを直接利用できるほか、クレジットカードや交通系ICカード、そして各社サービス独自のキャンペーンなどを賢く活用することで、STATION SWITCHをスムーズに、そしてお得に利用することができます。駅ナカのワークスペースをご利用の際は、ぜひこの情報を参考にしてくださいね。