ほぼ毎月行われる、国内線の航空券が驚くほどお得に購入できる大チャンスのJALのタイムセールをご存知ですか?
今回は、JALタイムセールの内容から、賢い購入方法、そしてJALPayを活用したさらなるお得術まで、徹底的に解説していきます。
JALタイムセール徹底活用術!狙い目から購入方法
JALタイムセールってどんな内容?
JALタイムセールは、JALが不定期に開催する期間限定の特別運賃セールで、時期や路線によりますが、プロモーション運賃として片道6,600円~などがあり、近年毎月1回行われていて主な特徴は以下の通りです。
- 【対象路線】国内線の人気路線から地方路線まで多数の路線が対象
- 【実施発表】販売日の3日~4日前程度
- 【販売期間】2日間程度
- 【搭乗期間】翌月~2か月程度先が対象
- 【販売数量】座席数に限りがあり、人気路線はすぐに完売
プロモーション運賃の最低価格は、開催時期・対象路線により異なることが多く、繁忙期(ゴールデンウィーク・お盆・年末年始)も対象になったり、除外になったりと特に決まっていません。
JALタイムセールの予約はスピードが命!
JALタイムセールの予約方法は、JAL公式サイトからのオンライン購入となります。
特にタイムセール開始30分前から(23:30)「仮想待合室」へ誘導され、アクセス集中によるパンクを避ける為の独特の仕組みになっていて、販売開始0:00になると自分が予約できる順番までのおおよその待ち時間が表示されます。

最短で15分で接続できた時は、人気路線でも選ぶことができましたが、過去平均30分~60分では、人気路線は完売が多いです。
このように、JALタイムセールは事前準備とスピードが勝敗を分けますので、準備をしておきましょう。
JALタイムセール開始直後にスムーズに予約するためにも、事前にJALマイレージバンク(JMB)の会員登録を済ませておきましょう。
とにかく時間との勝負なので入力ミスでエラーになって、やり直していたら売り切れてしまします。
搭乗者情報(名前・年齢・マイレージ番号・連絡先)を全員分用意しておき、支払いも3Dセキュア認証の事前登録が済んでいるクレジットカードやeJALポイント残高も確認しておきましょう。
第一希望が売り切れていた時に、悩んでいると次々に売り切れになるので悩む時間はありません。
事前にJALタイムセールで予約したい複数の候補地の、搭乗日・目的の空港・便名をいくつか下調べしておく事で、売り切れていたら次を検索するスピーディーな作業が必要です。
ログインして待つ必要はありませんので、販売開始30分前の23:30になったら可能な限り複数の端末でJALタイムセールにアクセスしましょう。

「仮想待合室」へ誘導され抽選により、順番に購入できるようになるのでパソコンとスマホの2台で最低限アクセスして抽選のチャンスを広げましょう。
先着順ではなく抽選なので、同時アクセスできる端末がほかにもあれば、チャンスが増えますよ。

仮想待合室から順番が回ってきて脱出できたら、30分以内に予約をしなくてはいけません。
理由は、混雑回避の為で約30分が経過すると再度仮想待合室に並び直しとなり、操作中の作業もすべて無効となります。
購入・決済は当日中(予約日の23:59まで)に行えばよいので、とりあえず予約のみも可能です。
予約確認・購入
JALタイムセールでは、予約した搭乗便の購入は当日限りになっていますので、夜中に予約だけして翌朝ゆっくり落ち着いて予約確認をしてから購入しましょう。
予約便の購入は、クレジットカード・JALPay・eJALポイントのオンライン決済となり、eJALポイントを優先で利用して、不足分をクレジットカードやJALPayで支払う併用も可能です。
JALタイムセールを最大限に活用するコツ
通常の早割運賃(セイバー)と比較すると3,000円~半額になるぐらい安い運賃が設定され散ることが多く、非常に人気のJALタイムセールです。
私自身の経験上、約3か月先の予約をするならば「セイバー料金」とJALタイムセールの価格差は2,000円前後になっていることが多いです。
ところが、JALタイムセール対象期間の運賃は3か月以内が多くなるので、割引率が高くお得なので競争が激しくなり、また来月挑戦しようってあきらめた月もあります。
そこで、仕事などの日常生活で難しいとは思いますが、下記のようにすることで仮想待合室での時間が1時間30分以上になっても、購入できる方法をご紹介します。
日程の柔軟性を持つ
人気のJALタイムセール運賃は、時期によって特定の場所、曜日、日程に集中しがちです。
例えば人気の北海道の空港(函館・新千歳・旭川・釧路・女満別・帯広)へ羽田発着の場合、みんなが行きたいのは暑い首都圏を脱出して涼しい観光という事で夏は競争率が非常に激しくなります。
逆に、2月の札幌雪祭り期間以外の冬の北海道は、翌日でもJALタイムセールでも空席があるので余裕で予約ができます。
往復が満席なら自由旅程予約
一般的に航空券の予約は片道または往復ですが、JALタイムセールでよくあるのが、行きは予約可能だったけど帰りの便が満席(または夕方以降満席で昼便しか空席が無い)で帰れない!または、その逆もあります。
そのような時は、行きは羽田空港発旭川空港着で、帰りは新千歳空港発羽田空港着のように、往復予約ではなく片道を2つ同時に予約できる自由旅程(複数都市予約)を活用しています。
予約方法は簡単で、「国内の空港・都市を入力」をクリックすると、右下に「自由旅程(複数都市予約)」が表示されるので、クリックします。

すると、下記の図のように別々の空港の片道が2つまとめて予約できる画面に移動します。

もちろん空港間の移動は別途料金なので、全ての目的地でできるわけではありませんが、過去何度か予約した例をご紹介します。
- 羽田空港➡旭川空港(高速バス 移動)新千歳空港➡羽田空港
- 羽田空港➡帯広空港( 電車 移動 )釧路空港 ➡羽田空港
- 羽田空港➡釧路空港(レンタカー移動)女満別空港➡羽田空港
- 羽田空港➡岡山空港( 電車 移動 )広島空港 ➡羽田空港
- 羽田空港➡長崎空港(高速バス 移動)福岡空港 ➡羽田空港
空港間の移動を観光しながらレンタカー移動すると、乗り捨て料金もかかるので、JALタイムセールで1か月以内の予約ならば、セイバー料金(利用当時の特便7)との差が片道5,000円以上になるので、夫婦2人ならば複数都市予約の方が安くなりました。
また、電車移動や高速バス移動ならば、乗り捨て料金などないので観光する場所によりますが、重宝しています。
2日目の0:00に再検索
満席だったはずなのに0:00になって再検索すると空席が復活している場合があります。
その理由は、JALタイムセールは連続2日間行われることが多く、初日に予約した航空券の購入期限が予約当日の23:59だからです。
購入し忘れた人がいるかもしれませんが、「とりあえず予約だけ」した人がキャンセルしたり、複数日程を予約しておいた人が不要になった予約分を放置していると自動キャンセルになります。
とにかく安くどこかへ行きたい!
LCCでも預ける荷物があったり座席指定をすると、例えば片道4,980円~となっていても10,000円ぐらいになることが多く、フルサービスのJALタイムセールの価格とほぼ同じです。
金額がそれほど変わらないのに、行ける場所はJALなのでたくさん選べるという事で、JALのタイムセールを利用して「安く行ける場所へ行く」という旅行には最適な方法だと思います。
実質無料で手に入れる裏ワザ!?
JALのタイムセールが安いからと言っても、単純に往復20,000円・夫婦2人度ならば約40,000円程の航空券代が必要になるのはちょっと・・・と、思っていませんか?
実は、JALのタイムセールで航空券を実質無料でゲットする方法があるんです。

それは、JALマイルをeJALポイントに交換してJALタイムセールの購入代金に使う事です。
マイルをeJALポイントに交換して「実質無料」に!
JALタイムセールで購入したプロモーション航空券は、通常の運賃と同様にクレジットカードやJALPay支払いの他に、eJALポイントでの支払いが可能という点です。
もちろん、eJALポイントで全額払うことができますが、足りない分はJALカードなどのクレジットカードやJALPayで併用することもできます。
JALマイルを貯めている皆さんは、JALマイルの使い道として「無料特典航空券」を思い浮かべる方が多いでしょう。
しかし、特典航空券は座席数に限りがあったり、希望の便が取れなかったりすることもあります。
そこで活用したいのが、マイルを「eJALポイント」に交換するという方法です!
1マイル=1円相当として、JALの航空券やツアーの支払いに利用できる電子ポイントで、JALの公式サイトでの航空券購入時に、現金やクレジットカードの代わりに使えます。
なぜeJALポイントが「実質無料」につながるのか?
貯めたJALマイルは、JALのホームページでeJALポイントに交換でき、交換レートは10,000マイル=15,000円相当のeJALポイントになります。
JALのタイムセールで予約したプロモーション航空券の購入手続きへ進み、 支払い方法の選択画面で、「eJALポイント」を選択し、航空券代金分全額をeJALポイントで充当します。
これだけで、現金やクレジットカードを一切使わずに航空券が購入でき、eJALポイントが足りない場合は、差額をJALカードやJAL Payで支払うこともできます。

予約時に航空券代金が分かるので、購入する前に10,000マイル単位で必要分をeJALポイントに交換しておけば、本当に「実質無料」の旅が実現するわけです。
この方法のメリットは?
JALマイルを無料特典航空券よりも1マイル当たりの価値が下がるeJALポイントに交換するメリットは、特典航空券は利用できる座席数が制限されているので提供数が少なく、確保が難しいです。
しかしながら、JALタイムセールで提供されている座席であれば、基本的にeJALポイントで支払うことができ、休日の便や人気シーズンを避ければ、希望の便が取りやすいのが大きな魅力です。
また、無料特典航空券では搭乗マイル・搭乗回数・Life Statusポイントは付与されませんが、JALタイムセールで購入した「プロモーション航空券」ならば、区間マイルの50%・搭乗回数・Life Statusポイントが付与されます。

20,000マイルを30,000eJALポイントに交換して、余ったら次回使い、有効期限も最終利用から1年あるので失効することは経験していません。
まとめ
JALタイムセールでマイルをeJALポイントに交換して航空券を購入する方法は、賢く旅をしたい方にとって夢のような選択肢です。
次のタイムセール開催時には、ぜひご自身のマイル残高と相談して、この「実質無料の旅」にチャレンジしてみてください! きっと、いつもとは違うワクワクする体験が待っているはずです。
それでは、良い旅を!
2025年7月タイムセールの対象運賃一例
