JR東日本グループのフーズカンパニーは楽天ペイポイント付与対象外店舗

JR東日本グループのフーズカンパニーは、楽天ペイを利用しても1.5%ポイント付与対象外です。

注意！JR東日本クロスステーション フーズカンパニーの一部店舗は楽天ポイント対象外！駅の飲食店利用前に知っておきたいこと

JR東日本の駅を利用する際、ちょっと一息つきたい時や、食事を済ませたい時に便利なのが、駅構内や駅ビルに展開されているJR東日本クロスステーション フーズカンパニーが運営する飲食店です。そば店、カフェ、ベーカリー、お弁当・お惣菜店など、多様な業態で展開されており、通勤・通学、出張、観光など、様々なシーンで利用されています。駅の利便性を最大限に活かした、手軽で美味しい食の提供が魅力です。

「せっかく駅の飲食店で食事をするなら、楽天ポイントも貯められたらお得なのにな」と考えている楽天ポイントユーザーの方は少なくないはずです。もしかしたら、会計時に楽天ポイントカードを提示しようとしたけれど、店員さんに「当店は対象外です」と言われてしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。残念ながら、JR東日本クロスステーション フーズカンパニーが運営する多くの飲食店は、基本的に楽天ポイントカードのポイント付与・利用の対象外となっています。

これは、フーズカンパニーがJR東日本グループの「株式会社JR東日本クロスステーション」の一部門であり、JR東日本グループ全体として、楽天ポイントのような外部の共通ポイントサービスには加盟していないためです。JR東日本グループは、自社の共通ポイントプログラムである「JRE POINT」の普及を強力に推進しています。フーズカンパニーの飲食店を含む駅構内や駅ビル内の店舗では、JRE POINTの導入を優先することで、鉄道利用から駅ナカでの飲食まで、グループ全体でJRE POINTを軸とした顧客還元を図り、顧客の囲い込みと利用促進を目指しています。

なぜ対象外なの？考えられる理由

JR東日本クロスステーション フーズカンパニーの店舗で楽天ポイントが使えない理由には、以下のような点が考えられます。

• JRE POINTの最優先: JR東日本グループの企業として、JRE POINTを軸とした顧客還元を徹底しています。駅ナカという立地を活かし、鉄道利用と連携したJRE POINTの利便性を高めることで、顧客の囲い込みとJRグループ全体での利用促進を図る戦略の中心にJRE POINTを位置づけています。
• 運営効率と統一戦略: 株式会社JR東日本クロスステーションは、飲食事業だけでなく、NewDaysなどのコンビニエンスストア事業、物販事業など、多岐にわたる駅構内事業を展開しています。これらのグループ店舗全体で一つのポイントシステム（JRE POINT）に統一することで、システム管理や運用を効率化しています。楽天ポイントのような外部の共通ポイントを導入すると、システム連携の手間やコストが増大するため、導入を限定していると考えられます。
• 駅ナカ店舗としての特性: 駅の飲食店は、スピーディーな提供と手軽な利用が求められる特性があります。ポイントサービスの導入やその複雑な運用は、回転率や会計の迅速さに影響を与える可能性があり、これを避ける意図もあるでしょう。
• 各業態の個別判断: フーズカンパニーの各業態（そば、カフェ、ベーカリーなど）は、それぞれ異なる顧客層や利用シーンを持っていますが、グループ全体の方針として統一的なポイント戦略が適用されています。

JR東日本クロスステーション フーズカンパニーの主なブランド・店舗リスト（一部）

JR東日本クロスステーション フーズカンパニーは、駅構内や駅ビルに様々な飲食店ブランドを展開しています。これらの店舗の多くで、楽天ポイントの付与・利用は対象外となります。

• いろり庵きらく / 蕎麦いち: 駅そばチェーン。
  • 例: いろり庵きらく 東京駅京葉ストリート店、蕎麦いち 新宿店 など
• ベックスコーヒーショップ (BECK’S COFFEE SHOP): 駅構内のカフェ。
  • 例: ベックスコーヒーショップ 新宿店、ベックスコーヒーショップ 品川店 など
• はいから: 立ち食いそば・うどん店。
  • 例: はいから 東京駅、はいから 上野駅 など
• ア・ラ・カンパーニュ (a la campagne): タルト・ケーキ店（一部店舗）
  • 例: ア・ラ・カンパーニュ 東京駅グランスタ店 など
• 駅弁屋 祭 / 駅弁屋 匠: 駅弁専門店。
  • 例: 駅弁屋 祭 東京駅、駅弁屋 匠 東京駅 など
• おむすび処 ほんのり屋: おむすび専門店。
  • 例: ほんのり屋 東京駅グランスタ店 など
• EATALY (イータリー): イタリア食材・レストラン（一部JR東日本クロスステーションが運営に関与する店舗）
  • 例: EATALYグランスタ東京店 など
• その他、駅構内のベーカリー、デリ、和菓子・洋菓子店など: 具体的なブランド名は多岐にわたるが、JR東日本クロスステーションが運営している場合。

上記はフーズカンパニーが運営する主なブランドの一部であり、これらの店舗で、基本的に楽天ポイントカードのポイント付与・利用はできないと認識しておくと良いでしょう。利用前には、店頭の表示や公式サイトで対応決済方法を確認することをおすすめします。

楽天ポイント対象外でも便利に利用するには？

楽天ポイントが使えないのは残念ですが、JR東日本クロスステーション フーズカンパニーの飲食店を便利に、あるいは別の形でお得に済ませる方法は十分にあります。

• JRE POINTの活用: フーズカンパニーの多くの店舗はJRE POINT加盟店舗であり、JRE POINTを貯めたり使ったりすることが可能です。 JR東日本を頻繁に利用する方や、Suicaを利用している方は、JRE POINTカードやビューカード（JR系のクレジットカード）を積極的に利用しましょう。JRE CARD優待店では、クレジット払いでお得にポイントが貯まることもあります。これがJR東日本クロスステーション フーズカンパニーの店舗で直接ポイントを貯める最も有効な方法です。
• クレジットカード決済の利用: ほとんどの店舗でクレジットカード決済に対応しています。お使いのカードのポイント（楽天カード含む）を貯めることができます。カードによってはポイント還元率が高いものもあるので、有効活用しましょう。
• 交通系ICカードの利用: Suicaなどの交通系ICカード決済に対応している店舗がほとんどであり、現金のやり取りなくスムーズに会計ができます。駅構内という立地柄、特に便利です。
• QRコード決済のキャンペーン: PayPayやd払い、au PAYなど、主要なQRコード決済に対応している店舗もあります。各社が定期的に実施しているキャンペーン期間中に利用すれば、ポイント還元や割引の恩恵を受けられることがあります。来店前に、店頭の表示などで利用可能なQRコード決済を確認してみるのがおすすめです。

まとめ

JR東日本クロスステーション フーズカンパニーが運営する駅構内・駅ビル内の多くの飲食店は、JR東日本グループの店舗であり、そのポイント戦略により、楽天ポイントカードのポイント付与・利用は対象外となっています。これは、JRE POINTの推進や、運営効率、駅ナカ店舗としての特性などが主な理由と考えられます。

楽天ポイントは貯まりませんが、JRE POINTを直接利用できるほか、クレジットカードや交通系ICカード、そして各QRコード決済のキャンペーンなどを賢く活用することで、JR東日本クロスステーション フーズカンパニーの店舗での飲食をスムーズに、そしてお得に楽しむことができます。駅で食事をする際は、ぜひこの情報を参考にしてくださいね。