2025年7月18日更新
Ekinaka LAB(エキナカラボ)や駅催事場、ガーラ湯沢スキー場などは、楽天ペイを利用しても1.5%ポイント付与対象外です。
JR駅構内「Ekinaka LAB(エキナカ ラボ)」は楽天ポイント対象外!利用前に知っておきたいこと
JR東日本の駅構内、特に比較的新しい商業エリアやリニューアルされたスペースに展開されている「Ekinaka LAB(エキナカ ラボ)」。これは特定の店舗ブランドを指すというよりは、駅ナカの利便性を高め、新しいライフスタイル提案を行うための実験的な空間や、期間限定のポップアップストア、または特定のテーマに沿ったセレクトショップなどが集まるエリアを指すことが多いです。例えば、食のセレクトショップ、地方の特産品販売、個性的な雑貨店など、多種多様なテナントが出店し、駅利用者を楽しませています。
「Ekinaka LABで珍しい商品を見つけたから、楽天ポイントも貯められたらお得なのにな」と考えている楽天ポイントユーザーの方は少なくないはずです。もしかしたら、レジで楽天ポイントカードを提示しようとしたけれど、店員さんに「当店は対象外です」と言われてしまった経験がある方もいらっしゃるかもしれません。残念ながら、JR東日本が運営する駅構内の「Ekinaka LAB」内の各店舗は、基本的に楽天ポイントカードのポイント付与・利用の対象外となっています。
これは、Ekinaka LABがJR東日本グループの「株式会社JR東日本クロスステーション」や、JR東日本グループの各駅ビル運営会社などが企画・運営する駅ナカ商業スペースであることに起因します。JR東日本グループは、楽天ポイントのような外部の共通ポイントサービスには加盟しておらず、自社の共通ポイントプログラムである「JRE POINT」の普及を強力に推進しています。Ekinaka LABを含む駅ビルや駅構内の店舗では、JRE POINTの導入を優先することで、鉄道利用から駅構内での買い物・食事まで、グループ全体でJRE POINTを軸とした顧客還元を図り、顧客の囲い込みと利用促進を目指しています。
なぜ対象外なの?考えられる理由
Ekinaka LAB内の店舗で楽天ポイントが使えない理由には、以下のような点が考えられます。
- JRE POINTの最優先: Ekinaka LABの各店舗はJR東日本グループの駅ナカ施設として、JRE POINTを軸とした顧客還元を徹底しています。駅構内という立地を活かし、鉄道利用と連携したJRE POINTの利便性を高めることで、顧客の囲い込みとJRグループ全体での利用促進を図る戦略の中心にJRE POINTを位置づけています。
- 施設運営の効率化と統一戦略: JR東日本クロスステーションなどの運営会社は、Ekinaka LAB以外にも、駅構内の「NewDays」や様々な専門店を多数運営しています。これらのグループ店舗全体で一つのポイントシステム(JRE POINT)に統一することで、システム管理や運用を効率化しています。楽天ポイントのような外部の共通ポイントを導入すると、システム連携の手間やコストが増大するため、導入を限定していると考えられます。
- テナントの多様性と短期間出店: Ekinaka LABは、期間限定のポップアップストアや、多様な事業者の店舗が集まる場所である特性上、個々のテナントがそれぞれ異なるポイントサービスを導入すると、管理が複雑になります。施設側が統一的なポイント方針を示すことで、運営のシンプル化を図っています。
- 駅ナカの利便性重視: Ekinaka LABは、駅の利用者が「ついでに立ち寄る」ことが多い店舗群です。スピーディーな会計と、移動中に楽しめる商品やサービスをすぐに手に入れられる利便性が重視されます。ポイント還元よりも、アクセス性や目新しさが顧客満足度を左右する要素と考えられています。
Ekinaka LABの主な場所・展開例
Ekinaka LABは、JR東日本の主要駅構内を中心に展開されていますが、その内容は流動的であるため、具体的な店舗名は時期によって大きく異なります。しかし、いずれの場所でも、楽天ポイントの付与・利用は対象外となります。
- JR東京駅: グランスタ東京内やエキュート東京内の一部エリア、改札内通路沿いのポップアップスペースなど。
- JR新宿駅: NEWoMan新宿、ルミネエスト新宿内の期間限定ショップスペースなど。
- JR品川駅: エキュート品川内や改札内通路沿いの期間限定ショップなど。
- JR上野駅: エキュート上野内や改札内通路沿いの特設コーナーなど。
- JR横浜駅: ルミネ横浜、CIAL横浜内の期間限定ショップスペースなど。
- JR大宮駅: エキュート大宮内や改札内通路沿いの期間限定ショップなど。
- その他主要駅: 新幹線停車駅やターミナル駅の構内・駅ビル内にある、実験的なコンセプトストアや催事スペース、地域のアンテナショップなどが該当する場合があります。
上記は主な展開場所の例であり、Ekinaka LABと称されるエリア内のすべての店舗・施設で、基本的に楽天ポイントカードのポイント付与・利用はできないと認識しておくと良いでしょう。
楽天ポイント対象外でも便利に利用するには?
楽天ポイントが使えないのは残念ですが、Ekinaka LAB内の店舗でのお買い物や食事を便利に、あるいは別の形でお得に済ませる方法は十分にあります。
- JRE POINTの活用: Ekinaka LAB内の多くの店舗はJRE POINT加盟施設であり、JRE POINTを貯めたり使ったりすることが可能です。 JR東日本を頻繁に利用する方や、Suicaを利用している方は、JRE POINTカードやビューカード(JR系のクレジットカード)を積極的に利用しましょう。JRE CARD優待店では、クレジット払いでお得にポイントが貯まることもあります。これがEkinaka LABで直接ポイントを貯める最も有効な方法です。
- クレジットカード決済の利用: ほとんどの店舗でクレジットカード決済に対応しています。お使いのカードのポイントを貯めることができます。カードによってはポイント還元率が高いものもあるので、有効活用しましょう。
- 交通系ICカードの利用: Suicaなどの交通系ICカード決済に対応している店舗がほとんどであり、現金のやり取りなくスムーズに会計ができます。駅構内という立地柄、特に便利です。
- QRコード決済のキャンペーン: PayPayやd払い、au PAYなど、主要なQRコード決済に対応している店舗もあります。各社が定期的に実施しているキャンペーン期間中に利用すれば、ポイント還元や割引の恩恵を受けられることがあります。来店前に、店頭の表示などで利用可能なQRコード決済を確認してみるのがおすすめです。
まとめ
JR東日本が運営する駅構内の「Ekinaka LAB(エキナカ ラボ)」内の各店舗は、JR東日本グループの施設であり、そのポイント戦略により、楽天ポイントカードのポイント付与・利用は対象外となっています。これは、JRE POINTの推進や、施設運営の効率化、駅ナカ店舗としての特性などが主な理由と考えられます。
楽天ポイントは貯まりませんが、JRE POINTを直接利用できるほか、クレジットカードや交通系ICカード、そして各QRコード決済のキャンペーンなどを賢く活用することで、Ekinaka LABでのお買い物や食事をスムーズに、そしてお得に楽しむことができます。JR東日本の駅構内をご利用の際は、ぜひこの情報を参考にしてくださいね。
そして楽天ペイにチャージする方法として一般的には、楽天カードからチャージして使う事が有名ですが、JALやANAのマイルを貯める陸マイラーならば、クレカ不要で楽天ペイにチャージできる方法をご紹介します。
