2025年5月29日現在
道頓堀くくるビーンズ阿佐ヶ谷駅店をはじめ、首都圏に展開するJR東日本の駅ナカ店舗「ビーンズ」では、楽天ペイを利用しても1.5%ポイント付与対象外です。
首都圏沿線「ビーンズ」は楽天ポイント対象外！駅ビル利用前に知っておきたいこと
JR中央線沿線の阿佐ヶ谷、高円寺、荻窪、西荻窪、吉祥寺、そして常磐線沿線の取手など、JR東日本の駅に直結・隣接する商業施設「ビーンズ（Beans）」。駅を利用する方々にとって、スーパーマーケット、ベーカリー、カフェ、惣菜店、レストラン、雑貨店など、日常使いに便利な店舗が集積しています。特に「道頓堀くくる」のような人気店も出店しており、通勤・通学のついでに立ち寄る方も多いのではないでしょうか。
「いつものビーンズで買い物をするついでに、楽天ポイントも貯められたらお得なのにな」と考えている楽天ポイントユーザーの方は少なくないはずです。もしかしたら、会計時に楽天ポイントカードを提示した経験がある方もいらっしゃるかもしれません。しかし残念ながら、JR東日本が運営する商業施設「ビーンズ」の各店舗は、基本的に楽天ポイントカードのポイント付与・利用の対象外となっています。
これは、ビーンズがJR東日本グループの「株式会社JR中央線コミュニティデザイン（旧JR東京西駅ビル開発）」や「株式会社JR東日本クロスステーション」などが運営する商業施設であることに起因します。JR東日本グループは、楽天ポイントのような外部の共通ポイントサービスには加盟しておらず、自社の共通ポイントプログラムである「JRE POINT」の普及を強力に推進しています。ビーンズを含む駅ビルや駅構内の店舗では、JRE POINTの導入を優先することで、鉄道利用から駅ビルでの買い物・食事まで、グループ全体でJRE POINTを軸とした顧客還元を図り、顧客の囲い込みと利用促進を目指しています。
なぜ対象外なの？考えられる理由
ビーンズ各店で楽天ポイントが使えない理由には、以下のような点が考えられます。
- JRE POINTの最優先: ビーンズ各店はJR東日本グループの施設として、JRE POINTを軸とした顧客還元を徹底しています。駅ビル全体でJRE POINTに統一することで、顧客の囲い込みを強化し、JRグループ全体での利用促進を図る戦略の中心にJRE POINTを位置づけています。これは、各駅の地域密着型商業施設として、一貫したサービスを提供するための重要な戦略です。
- 施設運営の効率化: 複数のテナントが入居する商業施設において、施設全体で一つの共通ポイントシステム（この場合はJRE POINT）に統一することで、システム管理や運用を効率化できます。楽天ポイントのような外部の共通ポイントを導入すると、システム連携の手間やコストが増大するため、施設側が限定しているケースがほとんどです。
- 各テナントの独立性と運営側の統一方針: ビーンズ内の各店舗（スーパー、飲食店、物販店など）は、それぞれが独立した事業者である場合が多いですが、駅ビル全体としてのポイントに関する方針に沿う必要があります。そのため、各テナントが個別に楽天ポイントを導入する選択肢が制限されていると考えられます。これは「道頓堀くくる」のような人気チェーン店であっても、施設の方針に従う形となります。
- 駅直結の利便性と日常利用の特性: ビーンズは、通勤・通学客が日常的に利用するスーパーや惣菜店が多く、スピーディーな購買体験が求められます。ポイント付与の有無よりも、商品の鮮度、品揃え、そして迅速な会計が重視されており、JRE POINTとの連携によるシームレスなサービス提供が優先されています。
ビーンズの主な店舗リスト（一部）
ビーンズは、JR中央線、常磐線、その他JR東日本管内の駅に展開しています。これらの駅ビル全体で、楽天ポイントの付与・利用は対象外となります。
- キッチン武蔵浦和
- 阿佐ケ谷
- 亀有
- 戸田
- 戸田公園
- 新杉田
- 西川口
- 赤羽
- 中山
- 武蔵浦和
- 武蔵新城
- 武蔵中原
- 保土ヶ谷
- 与野本町
これらすべてのビーンズ各施設およびその中のテナント店舗は、基本的に楽天ポイントカードのポイント付与・利用はできないと認識しておくと良いでしょう。
楽天ポイント対象外でも便利に利用するには？
楽天ポイントが使えないのは残念ですが、ビーンズ各店でのお買い物や食事を便利に、あるいは別の形でお得に済ませる方法は十分にあります。
- JRE POINTの活用: ビーンズ各店はJRE POINT加盟施設であり、JRE POINTを貯めたり使ったりすることが可能です。 JR東日本を頻繁に利用する方や、Suicaを利用している方は、JRE POINTカードやビューカード（JR系のクレジットカード）を積極的に利用しましょう。JRE CARD優待店では、クレジット払いでお得にポイントが貯まることもあります。これがビーンズで直接ポイントを貯める最も有効な方法です。
- クレジットカード決済の利用: ほとんどの店舗でクレジットカード決済に対応しています。お使いのカードのポイントを貯めることができます。カードによってはポイント還元率が高いものもあるので、有効活用しましょう。
- 交通系ICカードの利用: Suicaなどの交通系ICカード決済に対応している店舗がほとんどであり、現金のやり取りなくスムーズに会計ができます。駅直結の施設では特に便利です。
- QRコード決済のキャンペーン: PayPayやd払い、au PAYなど、主要なQRコード決済に対応している店舗もあります。各社が定期的に実施しているキャンペーン期間中に利用すれば、ポイント還元や割引の恩恵を受けられることがあります。来店前に、店頭の表示などで利用可能なQRコード決済を確認してみるのがおすすめです。
まとめ
JR東日本が運営する駅直結・隣接の商業施設「ビーンズ」各店は、JR東日本グループの施設であり、そのポイント戦略により、楽天ポイントカードのポイント付与・利用は対象外となっています。これは、JRE POINTの推進や、施設運営の効率化、各テナントの統一方針などが主な理由と考えられます。
楽天ポイントは貯まりませんが、JRE POINTを直接利用できるほか、クレジットカードや交通系ICカード、そして各QRコード決済のキャンペーンなどを賢く活用することで、ビーンズでのお買い物や食事をスムーズに、そしてお得に楽しむことができます。JR東日本の駅ビルをご利用の際は、ぜひこの情報を参考にしてくださいね。
